推しと照明と

どこ行っても地獄

推しと衣装

私の推しさんはかっこいい。
身長は180超えでひょろっとした体型ではなく筋肉がしっかりついている。モデル出身らしくて足も長く、もちろん顔もいい。
所謂、漢らしい人。めちゃくちゃ好みです。
見た目だけでなく中身も色々ストライクなのだが、今回の記事とは関係ないので割愛します。


その推しさんは今舞台にでてる。
8月に関西でやっててもうすぐ東京でもやる。ブログや公式サイトに載ってた胸から上が写っている推しさんの写真は最高にかっこよかった。アニメオタク出身の私のアニオタ特有の性癖に直線殴り込まれているような感覚。
私は推しさんの舞台が楽しみで、とりあえず予習も兼ねて原作の公式サイトのストーリー紹介とキャラビジュアルをみた、みてしまった。
原作はもちろん女性向け。だが乙女向けではなく、どちらかというと腐女子受けするタイプの。
推しさんの役は背が高く筋肉質で推しさんにぴったり。漢らしくて強気な女好きキャラ。ぴったりなはずなのに、私は先ほどまでの舞台への期待が一気に不安に変わってしまった。


推しさんの演じるキャラはニーハイとガーターを身につけていた。


腐界隈に詳しい人なら多分察しがつくだろう。腐女子には筋肉質なキャラが好きで、そのキャラに女物を身につけさせて喜ぶ人もいる。あまりマイナーな性癖ではない。友達にそういうのが好きな子がいる。

けど私にそういう性癖は無い。かっこよく漢らしい人に女性らしさを求めていない。つまり好みどころか苦手な系統である。
加えて、推しさんは三十代。かっこいいことに違いはないが女性でも三十代のニーハイガーターはきついものがある。
私は楽しみだった舞台を観るのが怖いな、と思っていた。

そして今日、推しさんが全身写真をあげた。推しさんの絶対領域は晒され逞しい足はニーハイガーターとニーハイブーツヒール付きに覆われていた。
推しさんはかっこよかった。キツイとかそういうものは無い。原作ファンは満足する。そういう性癖の人もきっとときめくよ。新人声優好きの友達もキツくないって言ってた。

けど私は普通に落ち込みました。推しさんへの恋心に思いっきりパンチされた、そんな気分。
惚れた男(30代)のニーハイガーターなんて観たくなかったよ。
女の、しかも痴女かオタクしか身につけないような衣装を身につけた推しさんはかっこよかった。プロマイドの推しさんの不敵な笑みは魅力的。多分プロマイドは必ず買う。舞台も観に行くよ。でも私の乙女心が泣き叫んでるんだ。